【聖女の救済】東野圭吾 あらすじ・感想 救済の意味 淡々と進む中に色々な感情が浮かぶ 

ミステリー小説

お久しぶりになってしまいました!

今日も、ご訪問ありがとうございます♡

これはいつ読んだんだろうと思うような作品の紹介になって

しまっていますが…確かこれは8月?9月?だったと思います。

東野圭吾さんの作品を読みました。

 

お久しぶりかな?ガリレオシリーズです。

今日の1冊 聖女の救済 東野圭吾

「聖女の救済」東野圭吾 

 2008年10月25日 文藝春秋
 
 

【あらすじ】

男が自宅で毒殺されたとき、動機のある妻には鉄壁のアリバイがあった。

湯川学が導き出した結論は虚数解。

驚くべき事件の真相とは?

これも偶然図書館で見つけて、読んでみた作品です。

ガリレオシリーズっていうのもタイトルからは分からず

読んで気付きました。


個人的感想

この作品で草薙は被害者の妻に淡い気持ちを抱きますが、
 
彼女の立ち振る舞いなどから、草薙の気持ちもわかるかも~と
 
読み進めました。
 
湯川先生はそんな深みにはまっていきそうな草薙を興味深げに見ながらも、
 
トリックを見つけていくそんな構図が謎の中でもホッとできる息抜きになった作品。
 
 
事件が起きるまでの経緯で悲しみや苦しさが伝わってきました。
 
これはまだ本の読みはじめでしたが、「聖女」と思わせる振る舞いが
 
余計に辛く感じました。
 
彼を救いたかったのかな。
彼女も救いたかったのかな。
 
過去の自分に対する思いもあったでしょう。
 
ネタバレなしで感想を書くのが本当に難しい。
 
 
後半絡み合った糸がほどけてきた時、明らかになる真実に
 
読みはじめとは違う感情も出てきて複雑な気持ちにさせられました。
 
 
ただ今の幸せをいつまでもと願っていたのだろう。
 
気持ちが変わるかもと希望をもっていたのかもしれない。
 
派手な感じの内容ではないけれど、心に残る作品でした。
 
 
これを映像化したら面白いだろうなって思っていたんだけど、
 
調べたら、ガリレオTVドラマシリーズで映像化されていました。
 
内容を確認したら、少し設定は変わっていたけど、それでも
見たくなりました。
 
 
ガリレオシリーズ読んだことなくても、もちろん楽しめるし
 
ミステリー好きにはオススメの作品です。