【祝言島】真梨幸子 あらすじ・感想 都市伝説を追うドキドキ イヤミスを知った作品

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ミステリー小説

今日も、ご訪問ありがとうございます♡

今回は初めて読む作家さんの作品です。

この作品も図書館で出会いました。

図書館ってこういう出会いがあるから嬉しいです。

しかもあらすじも詳しくわからないものが多かったりするのが

ワクワクドキドキで楽しいのです。

今日の1冊 祝言島 真梨幸子

「祝言島」真梨幸子 

2017年7月26日 小学館
 
 

【あらすじ】

2006年、新宿と赤坂で起きた「十二月一日連続殺人事件」。

死亡した演劇界のカリスマ・一ノ瀬マサカズ、元ポルノ女優の七鬼百合、

女優の国崎珠里の共通の知人・七鬼紅玉は、警察の取り調べ中に姿を消し、

以来事件は未解決のままだ。

じつは、彼らに共通するものがもう一つあった。それが「祝言島」である。

2017年、九重皐月は大学の授業で「祝言島」のドキュメンタリー映画に出会う。

実在とも都市伝説とも言われる祝言島の様子を収めたフィルムには、陰惨な殺人シーンも収録され、

スナッフ映画として上映されたらしい。

母のすすめで映像制作会社でアルバイトを始めた皐月は、「祝言島」に関わる人々の再現ドラマを手にすることに。

どこまでが真実で、どこからが虚構なのか。忌まわしく不穏な日々がそこには収められていた。


「祝言島」開拓に端を発する、女たち3代にわたる数奇な事件。

「十二月一日連続殺人事件」の犯人と、その驚くべき動機とは。

さらに、殺された人々の本当の共通項とは……。

ちらっと顔のあざに関してのエピソードが書いてあったのでの、

気になって借りてみました。

はじめましての作家さんだったので、どういう文章を書かれるのか

未知の領域でワクワクドキドキでした。

ちょっとだけホラーだったらどうしようとも思ったりもしました。

個人的感想

そうだな~。
 
ミステリーなんだけど、なんというか
 
「都市伝説を追うドキュメンタリー」
 
という印象をうけました。
 
物語の中でも都市伝説の真相を追うような感じと
 
目の前の出来事の謎を追う流れが絡まって追いかける。
 
登場人物が多いので、なかなか覚えられなかったけど、
 
巻頭に主な登場人物の記載があったので、何度も確認したよ。
 
皆さん、「イヤミス」って言葉知ってました?
 
私はミステリー好きと言っていながら、全く知らなかったです。
 
イヤミスとは、読んだ後にイヤ」な気分になる「ミス」テリーのこと
 
なんですって。
 
後味の悪い結末とか、救いようのない感じを与えられるような物語かな。
 
確かにミステリーはラストで事件が解決して、モヤモヤが晴れるからスッキリ
 
するんだけど、先に進めないような感じを与えられたら…
 
それはイヤミスなんだろうね。
 
真梨幸子さんはなんとイヤミスの女王といわれることもある方だったのも
 
私は知りませんでした。
 
確かに、すっきりしない感じでは終わったけど、私的にはイヤミスというほどでは
 
なかったです。
 
それよりも、「あ~なるほどね。」って。
 
読み慣れていない作家さんでも、読みにくくなかったので
 
違う作品も読んでみたいなって思いました。
 
ただ、イヤミスの女王だということを忘れずに作品を選ばないとです!
 
オススメがあったら教えてくださいね。