【むらさきのスカートの女】今村夏子 あらすじ・感想 独特で奇妙な世界 気になるのは<わたし>

ミステリー小説

なかなか更新できていないなか、

来てくれてありがとうぞございます♡

今回も8月に読んだ本の紹介です。

今回は確かX(旧Twitter)でどなたかが紹介していたように

記憶していた作品です。

表紙を見たときに思い出して、気になったので

読んでみました。

今日の1冊 むらさきのスカートの女 今村夏子

「むらさきのスカートの女」今村夏子

2019年6月30日 朝日新聞出版刊

あらすじ  

「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性が

気になって仕方ない<わたし>は、彼女と「ともだち」になるために、

自分と同じ職場で彼女が働きだすよう

誘導し……。

印象的な表紙を覚えていて読んでみたいって

思いました。

ちょっと怖い話なのかなって思いながら

ドキドキしながら読み始めました。


個人的感想

読み終わって気付いたんだけど、

今村夏子さんの作品、以前に読んだことがあって

このブログにも記録してました。

【星の子】今村夏子 あらすじ・感想 読みやすい!結末をどうとらえるかで好みが分かれそう。

独特の世界観は今回も同じように感じられました。
 
星の子は現実感が強かったけど、今回の作品は
 
奇妙さの連続で面白かった。
 
気になる正体不明の<わたし>の視点に怖さがあって
 
どうなるの⁉っていう感じがずっと続きました。
 
むらさきのスカートの女より、<わたし>のほうが
 
不気味で執念深くてドロドロしてた。
 
 
星の子でも感じたけど、サクッと読みやすくて
 
あっという間読み終えてしまうそんな作品でした。
 
 
サクッと読んだけど、自分の中で消化というかこういう話だったなって
 
なかなか作品をまとめる事ができなくて。
 
そういうところも含めて自分で考えて
 
府に落とすというか、まとめる作品なのかもしれないって
 
感じました。
 
 
むらさきのスカートの女より<わたし>のほうが
 
誰もが気になる存在だったのかもしれない。
 
私が一番気になる存在が<わたし>だったから。
 
奇妙な世界に迷い込んだような作品でした。