【Nのために】湊かなえ あらすじ・感想 視点が変われば愛も変わる Nを探してみて

ミステリー小説

今日も、ご訪問ありがとうございます♡

約1年前に読んだ作品を思い出しています。

読んだのを忘れてしまうのがもったいないって思って

始めたのに、書くことを忘れてたら意味がない…

 

今回も、湊かなえさんの作品です。

タイトルから、Nは人?もの?何なのかなって気になっていたのもあって

読んでみました。

今日の1冊 Nのために 湊かなえ

「Nのために」湊かなえ 

 2010年1月29日 東京創元社
 
 

【あらすじ】

超高層マンション「スカイローズガーデン」の一室で

そこに住む野口夫妻の変死体が発見された。

現場に居合わせたのは、20代の4人の男女。

それぞれの証言は驚くべき真実を明らかにしていく。

なぜ夫妻は死んだのか?

それぞれが思いを寄せるNとは誰なのか?

湊さんの作品って、読み始めから引き込まれていくんだよな。

それぞれの登場人物の視点が感じるもの。

読者の知りたい欲求がうまい具合に合うのかな。

感じ方は人それぞれだけど、私はこの流れが好き。


個人的感想

読み進めていくうちに、登場人物たちがどのように関わっているのか
 
みえてくる。
 
表面的なもの、その後ろにあるもの。
 
人ってわからないものだよね。
 
みんながそれぞれの「愛」を表現したい、そして
 
分かってもらいたい気持ちが溢れているなって読み終わって感じました。
 
読んでいる時は、Nについて全く考えてなかったんだけど
 
読み終わって気付いた。
 
主要登場人物は以下の通り
 
・野口貴弘
・野口奈央子
これが野口夫妻
 
そして20代の4人
・杉下希美
・安藤望
・西崎真人
・成瀬信司
 
 
みんなNだった
 
 
ひとりひとりの愛のベクトルが外向いたり内向いたり、
 
絡まり合ってた
 
 
誰を視点に見るか。
 
それぞれが主人公になる話だったかな。
 
ネタバレしないように書くのは、いつも難しい。
 
ぜひ、読んでみてください。