【赤い指】東野圭吾 小説・感想 外から見える普通の中身はわからない

小説

はじめまして。

およのと申します。

本好きです。

サクッと読めてテンションの上がる本も

すごく考えさせられる本も

頭の中に創り上げられる本の世界は、

自分だけの解釈になって、それはもしかし

たら書いた人の想いとは違うかもしれない

けど、それもまた本の素晴らしさだと

思ってます。

早速今日の1冊を紹介します。

今日の1冊

「赤い指」東野圭吾

¥726 (2022/10/20 10:24時点 | Amazon調べ)

なぜか、読み終わったダイイング・アイだと思って放置していた…

私の大好きな東野圭吾さんで、もちろん好きなジャンルなので、読み始めたら

やっぱり、あっという間に読了。

あらすじ

 

少女の遺体が住宅街で発見された。

捜査上に浮かんだ平凡な家族。

一体どんな悪夢が彼等を狂わせたのか。

「この家には、隠されている真実がある。それはこの家の中で、

彼等自身の手によって明かされなければならない。」

刑事・加賀恭一郎の謎めいた言葉の意味は?

個人的感想

大好きな作家さんなので、1ページ目からすっと情景が浮かんできた。

安心して読めるって感じ。

読み進めるうちに、どんどん重くなる。

ページをめくる手は軽いんだけど、気持ちが重い。

無関心、人任せ、過保護…

家族の考える事、小説の世界だけど、実際にもと思わせる。

刑事の視点で犯人を見つけ出すための過程をみて爽快!っていうよりは、

どうしてこうなっていったんだろうとか。

気付かなきゃ、言わなきゃいけないことがもっとあるって。

この作品のひとつ前に読んだ家族の姿とは、

本当に正反対で。

でも、どっちの家族にもなる可能性はみんな持っている。

考えさせられる。

最後はどうなるの!?どうなるの!?

であっという間に読み終えた作品。