【分身】東野圭吾 あらすじ・感想 自分とは何か。主人公を応援したくなる作品。

ミステリー小説

今日も来てくれてありがとう♡

およのといいます。

今回は、久しぶりに東野圭吾作品を読んでみたよ。

ずっと本棚に会ったけど、読まずに寝かせてた本です…

読み始めるとやっぱりあっという間に読み終わっちゃった。

ちょっと昔の作品だけど、面白かった!

今日の1冊 分身

「分身」東野圭吾 

1996年9月25日 集英社文庫
 
 

あらすじ

函館市生まれの氏家鞠子は18歳。札幌の大学に通っている。

最近、自分に瓜二つの女性がテレビに出演していたと聞いた────。

小林双葉は東京の女子大生で20歳。

アマチュアバンドの歌手だが、なぜか母親からテレビ出演を禁止される。

鞠子と双葉、この二人を結ぶものは何か?

現代医学の危険な領域を描くサスペンス長編。

映像作品にもなってて、今もPrime Videoで観ることが 出来る作品。

学園ものの爽やかな話かと思ったら全く違ったよ。

個人的感想

爽やかな作品かなって言う予想も、 読み始めてすぐに、

不穏な空気が 漂い始めて爽やかさは感じ取れなかった。

2人の主人公がそれぞれに自分と向き合い、 見えないものと戦う。

2人の視点から起きていることに対して、

調べていくのが、緊張感があって

どんどん先を知りたくなる。

読み進めると、2人ともとても強くて

頑張れ!って応援している自分がいた。

テーマ自体は重いけど、真相へ向かっていくときは

小さな推理を繋げていくような感じになる。

自分は何なんだろうという疑問とともに

後半はドキドキしたり、悲しくなったり

色んな感情が出てくる。

ラストの展開も私は好きだった。

東京と北海道の舞台を思い描きながら

堪能できる作品だったな~。

東野作品は映像作品になることが

多いけど、この作品もなってた!

どんなふうに映像になってるのか

興味わく~!

主役は長澤まさみ!

安定の素晴らしい演技をしてそうだな。

見てみようかな~。