【境界線】中山七里 あらすじ・感想 宮城県警シリーズ期待の続編!気になる結末!

小説

かなり遅くなってしまいましたが、

明けましておめでとうございます。

細々と書いているこのブログに、ご訪問ありがとうございます♡

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

今回は一度作品を読んで、他の作品も読みたいと思った

「中山七里」さんの作品です。

今日の1冊 境界線 中山七里

「境界線」中山七里 

2020年12月20日 NHK出版
 
 

【あらすじ】 2018年5月某日、気仙沼市南町の海岸で、女性の変死体が発見された。

女性の遺留品の身分証から、遺体は宮城県警捜査一課警部・笘篠誠一郎の妻だったことがわかる。

笘篠の妻は7年前の東日本大震災で津波によって流され、行方不明のままだった。

遺体の様子から、妻と思われる女性はその前夜まで生きていたという。

なぜ妻は自分のもとへ戻ってこなかったのか――

笘篠はさまざまな疑問を胸に身元確認のため現場へ急行するが、そこで目にしたのはまったくの別人の遺体だった。


妻の身元が騙られ、身元が誰かの手によって流出していた……

やり場のない怒りを抱えながら捜査を続ける笘篠。

その経緯をたどり続けるもなかなか進展がない。

そのような中、宮城県警に新たな他殺体発見の一報が入る。

果たしてこのふたつの事件の関連性はあるのか? そして、笘篠の妻の身元はなぜ騙られたのか――。

Kindle Unlimitedで読める作品だったので、読んでみました。

以前読んだ「護られなかった者たちへ」がすごく印象に残ったので、

今回も宮城県警シリーズ読んでみました。

個人的感想

宮城県警シリーズは、震災後の被災者の方の心境や状況が
 
伝わってきて、胸が痛くなる。
 
その場所に生きる人には、ずっと続く生活がある。
 
事件もその場所だからこそ引き起こされるものだった。
 
それでも、「護られなかった者たちへ」よりは
 
読むスピードは上がらず、結構時間がかかりました。
 
ラスト、事件の解決は意外にもあっけなかったような気もしました。
 
それでも事件が起こって、それに震災の爪痕でなんとも言えない感情が
 
湧き上がってくることは確かです。
 
こんな状況をも利用しなくてはいけない人。
 
こんな状況だから利用するもの。
 
怒りや切なさ。
 
淡々としてるけど、自分の中の色んな感情が湧き上がって
 
くる作品だなって思いました。
 
中山七里さんの作品はまだ2作品しか読んでないので、
 
これからもっと読みたいなと思いました。
 
kindle Unlimitedに他の作品もあるみたいなので、
 
嬉しい!