【豆の上で眠る】湊かなえ あらすじ・感想 作品名の意味が分かり納得!ラストは胸が苦しい

ミステリー小説

今日も、ご訪問ありがとうございます♡

今回はずっとタイトルが気になっていたけど、

読んでいなかった作品です。

そして今回も、湊かなえさんの作品です。

タイトルから、どんな作品なんだろうと見かけるたびに

思っていたけれど手に取らなかった。

豆?すごく気になっていたんだけどね。

今回タイトルの意味が分かりました!

今日の1冊 豆の上で眠る 湊かなえ

「豆の上で眠る」湊かなえ 

 2014年3月30日 新潮社
 
 

【あらすじ】

小学校一年生の時、結衣子(ゆいこ)の二歳上の姉・万佑子(まゆこ)が失踪した。

スーパーに残された帽子、不審な白い車の目撃証言、そして変質者の噂。

必死に探す結衣子たちの前に、二年後、姉を名乗る見知らぬ少女が帰ってきた。

喜ぶ家族の中で、しかし自分だけが、大学生になった今も微かな違和感を

抱き続けている。

━━━お姉ちゃん、あなたは本物なの?

辿り着いた真実に足元から頽れる衝撃の姉妹ミステリー。

これはもちろん、 タイトルだけで 読むことを決めました。

豆が気になってしょうがなかったの。

タイトルが何を表しているのか

すごく気になりながら読み始めました。

個人的感想

過去の話をしつつも現在についても同時に語られる。
 
現在の様子から、お姉さんが無事に帰ってきた事は
 
すぐに分かった。
 
はじめは、もしかして事件に巻き込まれて
 
悲しい結末なのかな…って思ってたから。
 
(あらすじは読まずにいたので。)
 
 
お姉ちゃんが帰ってきたら気になっていたこの「タイトル」
 
が意識されてきた。
 
小さい頃にお姉ちゃんと一緒に読んで実験までした
 
「エンドウ豆の上に寝たお姫さま」
 
という童話。
 
ここからのタイトルだったとは。
 
童話はたくさん知っているつもりだったけど、
 
このお話は知らなかった。
 
皆知ってるのかな?
 
ベッド上の一粒のえんどう豆に気付けるか。
 
布団を何枚も重ねても、それに気付くことが出来るのか。
 
それに気付けたお姫様は王子様と結ばれた。
 
 
妹の帰ってきたお姉ちゃんに感じる違和感は本物か。
 
それとも、ただの思い過ごしか。
 
 
ラストに近づくにつれ妹に感情移入しちゃって、胸が苦しくなった。
 
子供の世界は大人からは見えにくいけど、確かにそこだけの世界があって
 
表からは分からないものを抱えてたり、感じていたり。
 
そんな色々な世界、グループも生々しくみせられた作品。
 
 
私はようやく、すっきりしました!