今日も来てくれてありがとうございます♡
およのといいます。
久しぶりに、初めて読む本。
手を付けてなかった本を発見しました!
絶賛知念実希人作品を読み漁っています。
そして。今回も。
こんな作品あったんだ~っていいながら
あっという間に読みました!
今日の1冊 黒猫の小夜曲(セレナーデ)
「黒猫の小夜曲(セレナーデ)」知念実希人
2018年1月20日 光文社文庫
【あらすじ】
黒毛艶やかな猫として、死神クロとして地上に降り立った。
町に漂う地縛霊らを救うのだ。
記憶喪失の魂、遺した妻に寄り添う夫の魂、殺人犯を追いながら死んだ刑事の魂。
クロは地縛霊となった彼らの生前の未練を解消すべく奮闘するが、数々の死の背景に、
とある製薬会社が影を落としていることに気づいて━━━。
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この作品は病院は出てこなかったけど、製薬会社が出てきて、
安定の知念作品って思った(*´▽`*)
個人的感想
これね、知らなかったけど、
「死神シリーズ」
なんだって!
で、これは2作目らしいんだけど、
1作目読んでなくも楽しめたよ!
ちなみに1作目はこれ
確かに、少し前作に関係するような場面もあるけど、
今回の話とは直接は繋がってないので、
問題なく読めます!
死神シリーズってことだけど、案内人シリーズってことに
したい。
亡くなった方を、幸せいっぱいの場所に連れて行ってくれる
お仕事。
これは成仏させるっていうことだね。
そのお仕事を始めたのが黒猫のクロ。
地縛霊の未練を解消するお仕事をしていく中で、
その死の真相に迫っていくミステリー。
はじめはそのひとつひとつが単独の話かなって思ったけど、
そうじゃなかった。
やっぱり繋がってた。
怪しい人がたくさん出てくるから、真相を
明らかにしていく過程はとっても楽しかった。
クロの仕事に対する心境の変化が、変わっていくの
読んでいて胸が熱くなった。
ラストの部分では、「愛」の力を感じて
涙がでた。
まさか泣くとは思ってなかったな~。
すごく切なくて、人間の嫌なところもたくさん見える
お話だけど、
「人間って悪くないな」って
そんなふうに思わせてくれる作品。
王道ミステリーじゃなくて、ファンタジー要素が入っているので、
普段ミステリー読まない人にもおすすめできる作品。