【夜行観覧車】湊かなえ あらすじ・感想 幸せとは それぞれの視点からの物語が読むスピードをあげさせる

ミステリー小説

今日も、ご訪問ありがとうございます♡

今回も湊かなえさんの作品を読んでみました!

図書館に行くと、ついつい湊さんの作品の棚に

向かって行っちゃうんだよね。

怖いけど読みたい気持ちが出てきちゃうんだよな。

今日の1冊 夜行観覧車 湊かなえ

「夜行観覧車」湊かなえ 

 2010年6月6日 双葉社
 
 

【あらすじ】

高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。

遺されたこどもたちは、どのように生きていくのか。

その家族と向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明らかになる。

『告白』の著者が描く、衝撃の「家族」小説。

最近あらすじを見ないで、タイトルだけで

「これだ!」って思って読むのを決めていることが

多いのですが、これもそんな風に決めた1冊です。

表紙の絵が印象的なのも選んだ決め手でした。

個人的感想

これぞ湊かなえ作品って感じに勝手に思っている
 
それぞれの視点からのストーリー。
 
幸せを追い求め、叶えた自分。
 
でも、それは果たして幸せといえたのか。
 
生活する環境によって、人はつくられてしまうのか。
 
すごく怖くなった。
 
いつも通り、闇が深すぎていい気分になんて
 
なれない作品だったけど、なぜか読んじゃうんだよな。
 
舞台となる街が、坂の上と坂の下で人々の階級を
 
表しているように、人それぞれ優越感劣等感いろいろな
 
感情を抱えて生きている。
 
だからこそ、そこにストレートに衝撃を与えられると
 
与えたほうは何も感じていなくても、受け取ったほうは
 
攻撃されたと受け止める。
 
そんな心の奥深くが、急に外に出されて
 
もがいているようにも見えた。
 
各家庭がもっている暗い部分が
 
それぞれに描かれてる。
 
親の気持ち、子供の気持ち。
 
 
ラストは、「え。これって…」って感じ。
 
 
いつも構成に惹きつけられるので、あっという間に
 
私は読み終わってしまいます。
 
作品を調べていて知ったんだけど、
 
これは映像化もされています。
 
 
主演は鈴木京香さん。
 
あの秘めた靄をどう表現されたのか、
 
それはちょっと気になる。
 
杉咲花さんもキャストにいるの。
 
大好きな俳優さん。
 
これはちょっと興味わく!