【クスノキの番人】東野圭吾 あらすじ・感想 奇跡、繋がる愛の世界。続編も気になる!

小説

今日も、ご訪問ありがとうございます♡

今回の作品はこれはミステリーじゃないから…と

後回しにしてしまっていた作品です。

気になったその日に読むのが一番!

また後回しにしないようにと読みましたが、とても良かった!

詳しくは感想で伝えますね。

今日の1冊 クスノキの番人 東野圭吾

「クスノキの番人」東野圭吾 

2020年3月 実業日本社
 
 

【あらすじ】 

その木に祈れば、願いが叶うと言われているクスノキ。

その万人を任された青年と、クスノキの元へと祈念に訪れ人々の織り成す物語。

不当な理由で職場を解雇され、その腹いせに罪を犯し逮捕されてしまった玲斗。

同情を買おうと取調官にに訴えるが、そのかいもなく送検、起訴を待つ身となってしまった。

そこへ突然弁護士が現れる。依頼人の命令を聞くなら釈放してくれるというのだ。

依頼人に心当たりはないが、このままでは間違いなく刑務所だ。

そこで賭けに出た玲斗は従うことに。

依頼人の待つ場所へ向かうと、年配の女性が待っていた。

千舟と名乗るその女性は驚くことに伯母でもあるというのだ。

あまり褒められた生き方をせず、将来の展望もないと言う玲斗に彼女が命令をする。

「あなたにしてもらいたいこと、それはクスノキの番人です」と。

そのクスノキには不思議な言伝えがあった。

2020年の作品なんだ!

この感じは「ナミヤ雑貨店の奇蹟」のようなストーリーだろうなって予想し、

ミステリー先行の気分でなんとなく読んでいませんでした。

ごめんなさい。

ミステリーじゃなくても、好きな作家さんの作品は

するっと読みやすくて、あっという間に読み終えました。

個人的感想

ミステリーではないけど、クスノキの番人という役割が謎過ぎて秘密が多くて
 
どういうことだろう?って考えながら読み進めました。
 
主人公の玲斗にも「クスノキの番人」がどういうことなのかが詳しく説明されないまま
 
なので、まさしく主人公目線で物語が読めたよ。
 
ダメ男っぽく見える玲斗ですが、意外と観察眼が鋭くて驚き!
 
この子は全然だめじゃないわ、むしろすごい!と思わせる。
 
ミステリーじゃないけど、謎を解いていく楽しみと、
 
クスノキのすごい力に集まる人々の繋がりが予想以上に面白かったです。
 
繋がりと奇跡の話。
 
大きな温かい愛を見たような、そんな作品でした。
 
そして、なんとこの作品の続編がついに発売されました。

それが「クスノキの女神」
 
 

【あらすじ】 

少女と少年には秘密があった——。

不思議な力を持つクスノキと、その番人の元を訪れる人々が織りなす物語。

累計100万部突破! 待望のシリーズ第2弾!

神社に詩集を置かせてくれと頼んできた女子高生の佑紀奈には、

玲斗だけが知る重大な秘密があった。

一方、認知症カフェで玲斗が出会った記憶障害のある少年・元哉は、

佑紀奈の詩集を見てインスピレーションを感じる。

玲斗が二人を出会わせたところ瞬く間に意気投合し、思いがけないプランが立ち上がる。

不思議な力を持つクスノキと、その番人の元を訪れる人々が織りなす物語。待望のシリーズ第二弾!

主人公は変わらず玲斗。
 
思いがけないプラン?!
 
これは面白そう!
 
読みたい作品がたくさんあって困っちゃう。
 
これはミステリー続きでちょっとほっとしたいときに読む本として
 
リストに入れておきます!