【平場の月】朝倉かすみ あらすじ・感想 40代50代の恋愛小説から距離を置いてた人におすすめ!

小説

今日も来てくれてありがとうございます♡

およのといいます。

今回はミステリーだと思って読んだら

違ったシリーズです。

私の勝手な思い込みでした。

あらすじも読んだのにな~。

今日の1冊 平場の月 朝倉かすみ

「平場の月」朝倉かすみ 

2021年11月20日 光文社
 
 

【あらすじ】

須藤が死んだと聞かされたのは、小学校中学校と同窓の安西からだ。

須藤と同じパート先だったウミちゃんから聞いたのだという。

青砥は離婚して戻った地元で、再会した時の事を思い出す。

検査で言った病院の売店に彼女はいた。

中学時代、「太い」感じのする女子だった。

五十年生き、二人は再会し、これからの人生にお互いが存在する事を感じていた。

途中までミステリーだと信じていた作品です。

カバーを開けて、あらすじだけ読んだだけだったんだよね。

表紙みたらしっかり書いてありました。

「これがリアルな大人の恋愛小説」って。

という事で、今回は自分からはあまり手を出さない

恋愛小説を読みました。

個人的感想

ミステリー小説だと思っていたので、きっと何かの
 
事件が起こる!
 
そんな感じでギラギラしながら読んでました。
 
そんな私とは裏腹に淡々と物語は進みます。
 
事件も起こっていないのに、誰か怪しい人はいないか
 
そう思ってました。
 
読み始めて半分過ぎたころ、もしかして…
 
これはミステリーじゃないのか?
 
と思い始めました。
 
それからは、もうジャンルとかに囚われず
 
ただ、物語を楽しんでいました。
 
言葉で書かれると気持ちはわかるけど、
 
実際生活の中で会話しているときに
 
深い考察、人がどう感じているか、
 
ましてや自分がどう感じていたのか
 
言葉に出して気付くこともある。
 
感情が爆発する。
 
発言をした数時間後に後悔するのは
 
年齢も関係ない。
 
文字になると男性の言い分、気持ちもわかる。
 
でも、文字じゃなくても女性、私は須藤の気持ちが
 
なんとなくわかった。
 
それは、自己との会話。
 
 
 
 
あ~、久しぶりに恋愛小説読んだ~!
 
情熱的じゃないけど、情熱的。
 

第32回山本周五郎賞を授賞していて映画化も決まっているようです。

年齢重ねてるからって、器用に恋愛できるわけじゃない。

ましてや素直になる事、人を頼る事には臆病になる。

結果、泣きました。

自分でもまさかの展開。

でもね、得意ジャンルじゃないものを

読むのもいいなって素直に思った。

私もミステリーの絡まない恋愛作品読めるんだって。

しばらく恋愛小説から離れていた人

あまり恋愛小説読んだことない人にも

おすすめできる作品です。