【同志少女よ、敵を撃て】逢坂冬馬 あらすじ・感想 読んで少女達が感じたものを味わったほうがいい。 

小説

今日も来てくれてありがとう♡

およのといいます。

お家と本が大好きです。

本屋さんも大好きで、よく行くけど、

なかなか最新作は手に取らないな。

読書から離れていた時期が長すぎて、今は

家にある本とか、Kindle Unlimitedで気になるのを先に読んでる。

後は、最近始めたTwitterで、読書好きさん達のツイートから面白そうな本を教えてもらってる 😆

皆さんの大好きな本も教えてもらえると嬉しいな~。

では、早速今日の1冊を紹介します。

今日の1冊

「同志少女よ、敵を撃て」逢坂冬馬

2021年11月25日 早川書房刊

第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作っていうのと、

2022年の本屋大賞受賞作ってことで、気になっていた作品。

いつも読むジャンルじゃないし、結構分厚い

からちょっと躊躇してたけど、

本を貸してもらったので、読んでみた!

あらすじ  
独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の
農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如
として奪われた。

急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェ
リーナほか村人たちが惨殺されたのだ。

自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の
女性兵士イリーナに救われる。

「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた
彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で
一流の狙撃兵になることを決意する。

母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を
焼き払ったイリーナに復讐するために……。

同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ
女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、
やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリング
ラードの前線へと向かう。

おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵”とは?。
出典:https://www.chuko.co.jp/bunko/2021/09/207117.html

個人的感想

なんとなくこんな感じっていうのは、話題になったときに

聞いた事があったけど、実際読んでみたら、今の現実とも

重なり合って、読み進めるのが辛くなった。

1940年代の話だけど、過去の事ではなく、今の事として

捉えられる…

戦争は人を変えてしまう。

異常な状況になったときには、誰しもおかしくなる

んじゃないかな。

自分は大丈夫なんてない世界。

人種、性別、様々な違い。

生きるため何をするのか。

それは人それぞれ違う。

少女たちは、葛藤の中で生きていた。

最後に何が残るのか…

緊迫した場面が続き、ページから目をそむけたくなる

こともあるけど、これは読んだほうがいい。

そして、争いの虚しさを味わったほうがいい。

何十年経っても、変わっていないけど

どうしたらいいのか…

こんな気持ちにならないように…

当たり前に隣人と相手の幸せを願い、

笑いあえる世界になるには…

と考えさせられる。