【そして、バトンは渡された】瀬尾まいこ 小説・感想 家族って定義できない 

小説

はじめまして。

およのと申します。

お家大好き。

本好きです。

サクッと読めてテンションの上がる本も

すごく考えさせられる本も

頭の中に創り上げられる本の世界は、自分

だけの解釈になって、それはもしかしたら書いた人

の想いとは違うかもしれないけど、それもまた本の

素晴らしさだと思ってます。

今日から読み終えた本を忘れないようにする

ために読了日記をつけてみます。

今日の1冊

「そして、バトンは渡された」瀬尾 まいこ

 

時間があったら読もうと、後回しにされていた本。

私の好きなジャンルではないので、なかなか手が伸びなかったけど、

読んでみたら、あっという間に読了。

あらすじ

幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に分かれ、継母を選んだ優子。

その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない

“父”と暮らす。血のつながらない親の間をリレーされながらも出逢う家族皆に

愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つとき―――。

個人的感想

読み始めは家族構成を理解するところからでした(笑)

それが引き込まれる要因だったのか、あっという間に

世界の中に入り込めたな~。

ミステリー小説みたいにハラハラドキドキは全然ないけど、

この時のこの人の感情、想いはこうなんだ~って理解して。

私はこんな風に思えるかなとか考えて。

小さい頃の家族っていえば、それはもう自分の世界の中心で、

それが無くなってしまうと思ったら、必死になる。

自分の力ではどうにもならないことを悟って、

淡々とするしかないような、

それも自然と受け止めているような。

子供はすごく人を見て、考え、大人より大人な部分もある。

家族ってなんだろうって考えさせてくれた素敵な作品でした。

映画を観るかどうか…

多分観ないかな。

先に小説読むと私の頭の中での世界が出来すぎちゃって。

時々比べてみたくなってみるけど、

今回もそうなったときに観ようかな 😀