ファラオの密室 白川尚史 あらすじ・感想 世界観が受け入れられれば楽しめる作品

ミステリー小説

今日も、ご訪問ありがとうございます♡

今回は文庫になるのを待って買った本です。

初めて読む作家さんなので、ドキドキワクワク。

 世界観がミステリーにしては少し特殊かなって感じていましたが、

あらすじを読んでみたいと思っていた作品です。

今日の1冊 ファラオの密室 白川尚史

「ファラオの密室」白川尚史

 2025年4月17日 宝島社文庫
 
 

【あらすじ】

紀元前14世紀、古代エジプト。

死んでミイラにされた神官のセティは、

心臓に欠けがあるため、冥界に行く審判を受ける事ができない。

欠けた心臓を取り戻すために地上に舞い戻ったが、期限は3日。

なぜ心臓が欠けたのか━━━━。

セティは死の真相を探るうち、密室状態のピラミッドから先王のミイラが

消失するという大事件に直面する。

タイムリミットが迫るなか、セティはミイラ消失事件の謎を解き明かせるのか⁉

ミステリー小説のあらすじっぽくないというか、

古代エジプトを舞台にしたからこそ成立する物語。

ミイラ?

冥界?

地上に舞い戻る?

こういうの大好きな私なので、楽しみに読み始めました。

個人的感想

ピラミッドとかミイラの謎って多くの人が興味を
 
持っているような気がしますが、どうでしょうか。
 
私は大好きなので、違和感なくこの世界観に入っていけました
 
興味がない、もしくはミステリーは好きだけどこの設定は無理だなと
 
あらすじを読んで感じる方は、もしかしたら楽しめないかもしれません。
 
古代エジプトってこんな感じだろうなと
 
違和感なくあらすじが読める人には
 
オススメの作品です。
 
 
 
謎を解くタイムリミットが3日間しかないので、
 
時間の経過に疾走感・緊張感があってドキドキしました。
 
隠しているもの、この時代だからこその葛藤などもあり、
 
ラストではそうだったのかと頷くように読み終えました。
 
登場人物の名前は覚えにくいですが、巻頭に一覧があるので
 
助かりました。
 
トリックについても図があるので、理解しやすくなっています。
 
 
素直にこの年代、世界を作品にしようと決めた白川さんって
 
凄いなと感じさせられました。
 
やっぱり古代エジプトはロマンがあっていいですね。
 
「王家の紋章」ファンだからか、土台ができていて
 
すっと話に入っていきやすかったです。
 
いつも読んでいる作品とは少し違うミステリーも楽しかった。