来てくれてありがとう♡
およのといいます。
お家と本が大好きです。
本屋さんも大好きで、よく行くけど、
なかなか最新作は手に取らないな。
読書から離れていた時期が長すぎて、今は
家にある本とか、Kindle Unlimitedで気になるのを先に
読んでる。
後は、最近始めたTwitterで、読書好きさん達のツイートから
面白そうな本を教えてもらってる 😆
皆さんの大好きな本も教えてもらえると嬉しいな~。
では、早速今日の1冊を紹介します。
今日の1冊
「つみびと」山田詠美
2019年5月 中央公論新社刊
山田詠美さんの作品は外国人と恋愛するお洒落で生活感のある日本人女性
が多く描いてるって、昔の印象のままいたけど。
ずっと読んでなかったから、凄く新鮮だし取り扱ってる題材が昔と少し違うのも
興味があった。
あらすじ
灼熱の夏、彼女はなぜ幼な子二人を置き去りにしたのか。追い詰められた母親、痛ましいネグレクト死。圧巻の筆致で事件の深層を探る、迫真の長編小説。 出典:https://www.chuko.co.jp/bunko/2021/09/207117.html |
個人的感想
本の最初に、登場人物の家系図があるんだけど、本当にコレ重要。
関わった人それぞれが主人公となって話が語られるんだけど、
読んでるうちに誰が誰だかわからなくなっちゃうときがあって、
戻って確認するを何回かした。
読み進めると、話に入り込んでいるので確認はいらなくなった。
児童虐待をテーマに書かれた作品で、本当に考えさせられた。
自分だったらどうする?って小説読むとよく考えるけど、
私は絶対子供たちに悲しい思いはさせない!子供のために誰かを頼って
命を守れる!なんて、思えなかった。
だって、この作品の母親のいる小さい世界にいたら、もう判断はできなくなる
だろうなって。
そして、誰かに甘える頼る方法とかわからないだろうし。
だからって、これがいけないことは分かってるんだよ。
それもわかるんだけど、人間楽な方に、行きたくなるじゃん。
この作品を通して、誰でもが同じような状況になる可能性や
身近で起こる可能性があることを実感した。
久しく読んでいなかったけど、山田詠美さんの作品のイメージがガラッと変わった。