【カッコウの卵は誰のもの】東野圭吾 あらすじ・感想 才能って何だろう。父の想いを感じられる作品。

ミステリー小説

今日も来てくれて嬉しいです♡

およのといいます。

今回も安定の大好きな東野圭吾作品を読んでみたよ。

これもずっと本棚にあった作品。

ミステリー小説は、読み始めると止まらなくなるから、

1ページをめくるには覚悟がいるんだよね。

今日の1冊 カッコウの卵は誰のもの

「カッコウの卵はだれのもの」東野圭吾 

2013年2月20日 光文社
 
 

あらすじ 往年のトップスキーヤー緋田宏昌は、妻の死を機に驚くべきことを知る。

一人娘の風美は彼の実の子ではなかったのだ。

苦悩しつつも愛情を注いだ娘は、彼をも凌ぐスキーヤーに成長した。

そんな二人の前に才能と遺伝子の関係を研究する科学者が現れる。

彼への協力を拒みつつ、娘の出生の秘密を探ろうとする緋田。

そんな中、風美の大会出場を妨害する脅迫者が現れる━━━。

映像作品にもなってて、今はHuluで観ることが 出来る作品。

以前はWOWOWでも放送してたみたいです。

個人的感想

スキーヤーの話っていうあらすじを見て、

スポーツ系はあんまりわからないから

正直ちょっと敬遠してました。

でも、読み始めるとスキーよりも

その才能とか遺伝子、出生にまつわる事が

絡み合ってきて面白かった!

親の目線からの出来事、子供の目線からの

出来事。

そして遺伝子研究所の人の目線。

いろんな角度から感じる事が表現されている。

才能って何だろう。

考えさせられる。

自分がやりたくなくても、才能があったら

それをやったほうがいいのか。

そのほうが成功する確率は高くなるかもしれない。

でも、成功とは?

興味のない世界で情熱を持てずただ

やるだけの毎日に疲れていきそう。

父親の苦悩がこっちまで

苦しくなるくらい伝わってきた。

口数が少なくて不器用な父親だから

伝わらないことも多くてもどかしいけど。

どうなるんだろう、犯人は誰なんだろうって

考えるけど、すごい怖いミステリーでは全然なくて、

親子とか、才能とかいろいろ考えさせられる

作品だった。

怖すぎるミステリーが苦手な人におすすめです!