むかし僕が死んだ家 東野圭吾 あらすじ・感想 過去が明らかになってくる過程にドキドキ 暗めのミステリー

ミステリー小説

今日も、ご訪問ありがとうございます♡

今回も本屋さんで選んだ作品です。

新刊ではなく、昔の作品ですが

タイトルが気になったので購入してみました。

安定の東野圭吾さんの作品なので、冒険ってわけでもないですが。

かなり前の作品でしたが、読んだことなかったので

楽しみに読み始めました。

今日の1冊 むかし僕が死んだ家 東野圭吾

「むかし僕が死んだ家」東野圭吾 

 1997年5月 講談社文庫
 
 

【あらすじ】

「あたしは幼い頃の思い出が全然ないの」。

7年前に別れた恋人・沙也加の記憶を取り戻すため、

私は彼女と「幻の家」を訪れた。

それは、めったに人が来ることのない山の中にひっそりと立つ異国調の白い小さな家だった。

そこで二人を待ちうける恐るべき真実とは……。

無い記憶を知っている家…

これは面白そうと思ってあらすじを見て読んでみたい!

と購入しました。

タイトルも女性の記憶を探す家なのに

「僕」がついているタイトルも気になりました。


個人的感想

微妙な距離感の二人が、過去を探っていくのですが
 
この関係性も良かった気がする。
 
沙也加の記憶を取り戻すための鍵となる家で
 
次々と見つかる家の出来事。
 
家族の記憶。
 
沙也加はそんな中で自分に繋がる記憶から不安や恐怖も
 
持ち合わせていたんだろうと思う。
 
それでも過去の記憶を取り戻したいという気持ち。
 
ここで何があったのかを知ることが自分には必要だと感じたんだろう。
 
謎解きミステリーで、少しずつ明らかになっていく過去の事も
 
わたしにはうまく繋げられずに「私」の謎解きにほとんどお世話になって
 
しまいました。
 
 
あぁ、なるほど!と情報と情報がつなぎ合わさるあの感じ。
 
ミステリーってこれが楽しいよね。
 
舞台が誰も住んでいない家っていうのもあるけど、内容も暗く重い。
 
悲しい出来事に家族がした決断。
 
色々な感想、感情がうまれる作品だけど、やっぱり東野圭吾作品は
 
いつも読んでいるので読みやすい。
 
気になっていたタイトルの僕というのは、そこで何があったかを伝えてくれたあの子
 
だろうなと勝手に推測。
 
真実を知ってよ!そう伝えているようなタイトル。
 
それが気になって、あっという間に読めた作品でした。